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止めた方がよい職場とは?リスクと対処法もあわせて徹底解説!

やる気を高める

「止めた方がいい職場って、何か特徴ある?」と考えている人もいるのではないでしょうか。

止めた方がいい職場には、オフィスの掃除が行き届いていない、労災を隠すなどの特徴があります。そのような職場にいると、スキルが身につかず、市場価値が下がり、身体的・精神的不調に陥るかもしれません。

この記事では、止めた方がいい職場の特徴、いるとどうなるか、いる場合の対処方法について、解説します。

止めた方がいい職場の特徴4つ

給与や休暇取得に関しては気づくことが多い、止めた方がよい職場。しかし、以下のような特徴がある場合も、止めた方がよいかもしれません。

1.オフィスの掃除が行き届いていない

オフィスの掃除状態は、その企業の基本的な姿勢を映し出す鏡です。そのようなオフィスではほこりが溜まるため空気が悪化したり、雑然とした環境で働くことによるストレスが溜まったりする心配があります。

また掃除を軽くみるのは、従業員の健康管理を重要なことと見ていない証拠です。たとえば、カビを放置すると健康被害、床の汚れにより転倒事故などが起こる可能性があります。

掃除が行き届いていないことは、より深刻な労働環境の問題を暗示するシグナルと考えてもいいでしょう。

2.労災を隠す

労災隠しは、重大なコンプライアンス違反です。従業員の安全や権利を軽視する、危険な企業体質で、事故や怪我の実態が適切に報告されず、必要な対策や改善がなされないという悪循環に陥ってしまう可能性があります。従業員である場合、事故が起きても、適切な補償や治療を受けられないかもしれません。

このような企業では、安全管理体制が十分でなかったり、従業員の健康よりも利益を優先する価値観が根付いていることが多く、長期的なキャリア形成の場としては適していません。

3.備品の修理や交換が後回しにする

必要な備品の修理や交換を後回しにする企業には、財務状況の悪化や、従業員の働く環境への無関心さが潜んでいるようです。壊れた椅子や不具合のある機器を放置するのは、業務効率の低下だけでなく、従業員の安全や健康にも影響を及ぼします。

また、必要なメンテナンスコストを削減する考え方は、企業の将来性や持続可能性についても疑問が残ります。このような職場では、他の必要な投資や改善も先送りにされる可能性が高く、キャリア発展の機会も限られるでしょう。

4.社員の退職理由を開示しない

退職理由を開示しない企業には、組織内の重大な問題が隠されている可能性があります。「一身上の都合」という、通り一遍の説明や、退職者についての質問を避ける態度は、ハラスメントや不当な労働条件など、職場の本質的な課題を見えにくくします。

企業のこのような姿勢は、現職社員の不安を高め、健全な職場環境の形成を妨げるでしょう。退職理由を適切に開示・共有しないことは、同じような問題が繰り返される要因となり、組織の改善や成長を妨げる要素となります。

止めた方がいい職場にいるとどうなるか

止めた方がいい職場で働いている場合には、以下のようなことが起こる可能性があります。

スキルが身につかない

止めた方がいい職場では、適切な研修や指導が欠如しているので、日々の業務も場当たり的なものに終始しがちです。特に、備品の不備や安全管理の軽視は、正しい作業手順の習得をさまたげ、むしろ不適切な業務習慣が身についてしまう恐れがあります。

また、新しい技術や知識を学ぶ余裕がないため、業界標準から取り残される可能性も高くなるでしょう。

身体的・精神的不調に陥る可能性がある

劣悪な職場環境は、従業員の健康にダイレクトに影響を及ぼすでしょう。掃除が行き届かないオフィスでは、アレルギー症状や呼吸器系の不調を引き起こす可能性があり、慢性的な身体の痛みや怪我のリスクを高めます。

精神面では、組織の不透明さや不適切な対応による不安やストレスが溜まり、うつ病などのメンタルヘルス不調につながる可能性があります。

モチベーションが下がる

止めた方がいい職場では、従業員のモチベーション低下が避けられません。必要な設備投資もなされず、基本的な環境も整備されない状況では、仕事への意欲を維持することが困難になります。

労災隠しや退職理由を開示しないなど、組織の誠実さを疑わざるを得ない状況は、会社への信頼感を著しく損ない、仕事への熱意や帰属意識を失わせる原因となります。

止めた方がいい職場にいる場合の対処方法

止めた方がいい職場に現在勤務する場合には、どのような行動を取るべきなのでしょうか。具体的には以下のうちのどちらかになります。

苦でない場合は続ける

止めた方がいい職場でも、あなた自身の成長機会を見出せる場合は、働き続けるという選択肢はあります。その場合も独自のスキル開発計画を立て、外部の研修やオンライン学習を活用するなど、自己投資を積極的に行いましょう。また、職場の課題改善を提案し、マネジメント経験を得られる可能性もあります。

止めた方がいい職場では、多くの人が退職していくので、在籍期間が長いほど競争相手が減り、自然に出世していくことにもなります。出世した場合、企業にとっても貴重な人材となり、待遇が良くなるかもしれません。ただし、この場合も労災隠しなど違法性の高い行為に関与を求められる場合もあります。働き続ける場合でも、常に自分自身の市場価値を高める努力を継続し、いつでも転職できる状態を維持することが重要です。

退職する

職場環境の改善が見込めず、健康や安全が脅かされる状況では、退職を真剣に検討した方がいいでしょう。退職時期は、次の就職先が決まってからが理想的ですが、健康状態が著しく悪化している場合は、速やかな退職を優先すべきです。

退職後の方向性を具体的に計画し、必要な貯金を確保することも重要です。なお、退職後も心身の回復に時間がかかる場合があることを考慮に入れておくことをお勧めします。

まとめ|止めた方がいい職場とは?リスクと対処法もあわせて徹底解説!

止めた方がいい職場の特徴、いるとどうなるか、いる場合の対処方法について、解説してきました。

止めた方がいい職場には、オフィスの掃除が行き届いていない、労災を隠すなどの特徴があります。そのような職場にいると、スキルが身につかず市場価値を下げ、身体的・精神的不調に陥るかもしれません。

成長の機会を見出せる場合は、働き続けるという選択肢はありますが、その場合も、常に自分自身の市場価値を高める努力を継続し、いつでも転職できる状態を維持することが重要です。

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